ホームくすりを知る今月のくすり問答その160（2020年10月号）

今月のくすり問答

その160（2020年10月号）

: お薬手帳の有効な活用の仕方はありますか？
: お薬手帳は、医療機関で処方された薬や飲んでいる市販薬の名称や量などを記録するものですが、ご自身の体調の変化や気になったこと、相談したいことを書き留めて医師や薬剤師にみせることも有効活用の一つです。

お薬手帳とは

お薬手帳は、いつ、どこで、どんな薬を処方されたかを記録するための手帳です。どこでもらったお薬手帳でも、全国共通で使うことができます。
手帳は1冊にまとめて、病院や薬局、歯科にかかる時は必ず持って行きましょう。

救急車を呼んだ時や災害などの緊急時、いつもと別の病院で診てもらわないといけない時、飲んでいる薬が正確に分かってもらえるので、適切に対応してもらえます。
お薬手帳はカルテの代わりになります。

ご自身の体調の変化や気になったこと、相談したいことを書き留めて医師や薬剤師にみせる活用方法もあります。

お薬手帳は、病院や薬局に行くときに持っていくことはもちろんですが、お薬を常用されている方は、緊急時に備え保険証や受給者証、糖尿病手帳などと共に、いつもバッグに入れておきましょう。
お薬手帳カバーがあると、保険証などをまとめてしまえるので便利です。