←トップページに戻る

今月のくすり問答

薬の飲み方Q&A その7     (平成20年1月号)
Q お薬の飲み間違いを防ぐにはどうすればいいの?

 お薬の飲み間違いには大きく分けてふたつ原因が考えられます。それは、「うっかり」と「思い込み」です。いずれも、ちょっとした工夫(お薬カレンダーの利用等)などで防止できますので、薬剤師にご相談ください。


皆さまは病院や医院から処方されたお薬を正しく服用することができているでしょうか。私は間違いなく服用できています、という方はこれからも正しく服用を続けてください。

もし服用間違い、服用忘れがあると心当たりのある方は、これから以下の事項を参考にコンプライアンス向上(医薬品を正しく服用すること)を目指してください。

お薬の服用間違いには、お薬自体の間違い、お薬の服用量の間違い、お薬の服用時間の間違いが多いと考えられます。
ほんの小さな工夫で服用間違いが防げる事もあります。
ご自身で一番分かりやすい方法をご確認してください。


1:ご自身でできること

たとえば、小さなお子様がご兄弟で同じようなお薬を服用している場合、また、おひとりでも幾種類も同じようなお薬が処方されている場合があります。
おとなの方でも、「お薬が多い」「複数の科からお薬が出ている」「服用方法が複雑で分かりづらい」等あります。
簡単な方法としては、マジックインキなどで薬ごとに色分けし、薬袋に「朝」「昼」「夕」と大きく記載するのもひとつの手です。
ご自宅のカレンダーにお薬を飲んだら印をつけて、確認する方法もあります。

さらに壁掛け用の「お薬カレンダー」という1回の服用ごとポケットになった物や、お薬箱タイプの「ストックボックス」と呼ばれるものがあります。
これにより飲み間違い、二重飲み、飲み忘れを防止することができます。
お近くの薬局にてお取り寄せすることができますので、お問い合わせください。

図2
薬袋にマジックで記入

図1
袋ごとに色分けして記入

図3
お薬カレンダー
図4
ストックボックス


2:薬局でできること

薬局では、飲む時間ごとにお薬を1つの薬にまとめてお渡しすることができます。

1回の分包ごとに「用法」などを記載して服用間違いを防止いたします。
薬局にもよりますが、「患者さまのお名前」「お薬の名前」「服用月日」も記載することも出来ます。かかりつけの薬局にてご確認下さい。

しかし、お薬によっては、吸湿しやすい等の理由で1包にできないものもございます。また、担当の先生によっては「あえて1包にせずに、リハビリ目的で患者さま本人にお薬を分けてもらいたい」という希望もあります。

どうしても「飲み忘れ」がある場合は、最適な「飲み方」について検討することもできますので、担当の医師又は薬剤師にご相談ください。


3:最後に

お薬の飲み誤りは、きちんとした効果が得られないばかりか、重篤な副作用を起こすこともあります。安全に効果的に治療がおこなわれるよう、用法・用量を正しく守って服用して下さい。