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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その15     (平成20年9月号)
Q 災害時に必要な救急箱の中身は?

 災害時持ち出し用の救急箱には、最低限必要なものとして次のものがあります。
●救急絆創膏 ●傷薬●包帯●胃腸薬●解熱鎮痛剤●目薬
●消毒液●三角巾●テープ●冷却シート など。一度確認してみましょう。
また、普段飲んでいる、血圧、心臓などの常用薬の持ち出しも忘れずに。


◆ 9月1日は防災の日です ◆



これは1923年9月1日の関東大震災に因んで制定された記念日で、毎年各地で防災訓練が行われています。
総理府が今年実施した調査によると、国民の3人に1人は大地震に対する備えを何もしていないそうです。これを機にまずは救急箱の点検をしましょう!。

必要なものがそろっているか、薬の使用期限が切れていないかを確かめて下さい。特に外用剤(湿布薬、消毒薬、うがい薬)は注意して下さい。


被災の程度にもよりますが、災害時には避難所等での生活を強いられることもあります。食生活が変わると、ストレスも加わり、胃腸の調子が悪くなることが考えられます。普段常用していなくても胃腸薬や便秘薬・下痢止めなどもそろえておきましょう。

阪神・淡路大震災では、かかりつけの病院や薬局も被害をうけました。
そのため、いつも飲んでいる薬の名前を本人あるいは家族の方がわからず、大きな問題となりました。
いま、あなたが高血圧や心臓病などで薬を継続して飲んでいるようでしたら、ぜひ、薬の名前と何に効く薬か、そして成分量何ミリグラムの錠剤やカプセルなのかを記入した『お薬手帳』を携帯してください。

大きな災害の時は、ねんざ・打撲や骨折などの大ケガが多くなります。そこで、災害時用の救急箱の中には、消毒薬・ガーゼ・包帯・ハサミのほかに三角巾・止血帯・添え木・さらしなどが加わってきます。三角巾は、一枚でさまざまな使い方ができます。皆さんも正しい使い方を習得して、いざという時に備えましょう。
止血帯、骨折時の添え木も同様で、さらしは、担架にもなって利便性があります。

応急処置時消毒薬ですが、オキシドールは、傷に付けたときの泡が中に入った砂などの異物を外に出すとともにばい菌を殺します。古くなると泡が出なくなり、効果が弱くなるので、期限に気を付けてください。

ヨードチンキは殺菌力は強いのですが傷の組織を痛める場合もありますので使い方に注意が必要です。
市販品の中には、痛み止めや止血剤の入っているものもあります。薬局で購入される場合、使用方法などについて薬剤師とよく相談してください。

また、救急バンソウコウですが、手指・足などの部分は汚れやすいので、早め早めに取り替えて傷口をいつも清潔に保つようにしてください。傷口がひどく汚れていたり、釘などを刺したりした深い傷の場合には、破傷風の恐れや化膿の危険があります。応急手当ての後、なるべく早く外科医の診察を受けましょう。

次に包帯のことですが、出血している場合は、傷口を圧迫するように巻いてください。
また、膿が出ているときは、滅菌ガーゼや包帯が膿を吸収して病原菌の増殖を防ぎますので頻繁に取り替えてください。
ガーゼが傷口に張り付いてしまったときは、オキシドールなどで湿らせると取りやすくなります。

出典:千葉市薬剤師会ホームページ(一部改変)