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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その27     (平成21年9月号)
Q 災害時に備えどんなお薬を用意したらいいですか?

 持病の薬の他に、風邪薬、解熱鎮痛薬、胃腸薬、便秘薬、消毒薬、目薬、湿布薬の他衛生用品等がいいでしょう。できれば1週間分程度準備し、災害時の持ち出し品とともに置き場をきめて、家族にも知らせておきましょう。

災害時の家庭用医薬品は災害発生3日目までは外傷や打撲に使用する薬が、3日目以降は風邪、便秘、消化不良、腰痛の薬などが必要となります。
持病があり、病院などのお薬を服用している方は、お薬の内容がわかるよう、お薬手帳やお薬の説明文書のコピーも忘れずに持ち出すようにしましょう。



◆ 医療機関のお薬を服用されている方へ

持病のお薬は、自己判断で勝手に薬を止めたり、量を減らすことなく、続けることがとても大切です。
薬を持ち出せなかった場合は、「お薬手帳」や病院や薬局で渡されたお薬の説明文書のコピーを持参して早めに医療機関を受診しましょう。



◆ お薬手帳について

災害時の避難生活で、かかりつけの医療機関に受診することができず、普段飲んでいる薬がなくなっても、医療救護所などの医師や他の医療機関で「お薬手帳」を見せることによって、現在飲んでいる薬が確認でき、災害前と同じ治療を受けることができます。
「お薬手帳」は健康保険証と一緒に必ず持ち出しましょう。
「お薬手帳」は、保険薬局で院外処方せんによる調剤の際に希望すれば作成してもらえます。
詳しくはかかりつけの保険薬局でおたずねください。





◆ 救急箱の点検を

お薬の有効期間が過ぎていたり、外観に異常があるようなものは効果が保障できないため使用できません。
いざという時のために、救急箱のお薬点検を定期的に行いましょう。
また、大きな災害の時は、ねんざや打撲、骨折などの外傷が多くなります。
災害時用の救急箱の中には、三角巾・止血帯・添え木・さらしなども加えておくとよいでしょう。


◆ 災害時の持ち出しリスト (神奈川県薬務課作成資料 より)

【健康管理に関するもの】
・ 処方薬 (薬の説明書もコピーしておくとよい)
・ 飲料水
・ 杖、メガネなど装具の予備
・ お薬手帳
・ 医療物品を使用している人は、その物品の予備一式
・ 絆創膏、消毒薬、包帯、三角巾
・ 体温計、マスク、カイロ
・ アルコール系消毒薬
・ 風邪薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬、湿布、うがい薬、下剤 等
・ 健康保険証

【衛生関係】
・ 歯磨き用具、口腔洗浄液、入れ歯洗浄剤
・ ティッシュ、ウェットティッシュ
・ ビニール袋 ※
・ 下着、赤ちゃんの肌着、衣類、靴下、タオル、ガーゼ
・ オムツ、お尻拭き、生理用品
・ 携帯トイレ
・ 石けん、ドライシャンプー
・ 洗面具

【その他】
・ 火を通さず食べられる物。
・ コップ、紙皿、割り箸、ラップ
・ 缶切り、栓抜き、小型ナイフ
・ 離乳食、粉ミルク
・ 懐中電灯、乾電池
・ ラジオ
・ 現金、貴重品
・ 新聞紙
・ 筆記用具
・ 雨具、軍手、ヘルメット、スリッパ
・ ペットフード(忘れちゃだめワン)
・ ガムテープ(荷物の整理、止血、ガラスの補修に便利)


◆ 避難所では (神奈川県薬務課作成資料 より)

・ 医師から制限されていない人は、意識して水分を摂るようにしましょう。
・ 手洗いやうがいを行い、マスクをつけるなど感染症の予防をしましょう。
・ 周囲の人たちと声をかけあって、互いに気持ちの落ち込みを防ぎましょう。
・ 軽い体操や散歩など、積極的に体を動かしましょう。
・ 狭い所では、エコノミークラス症候群の予防のため、1〜2時間おきに姿勢をかえたり屈伸をして足を動かし、水分も摂りましょう。
・ 相談窓口を利用しましょう