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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その30     (平成21年12月号)
Q 薬をお酒で飲んではいけませんか?

 薬をお酒で飲むのは絶対にやめてください。
お薬の本来の作用を強くしたり、不安定にして、相互作用が出やすい状態になります。
特に、かぜ薬、痛み止め、睡眠剤などでは注意が必要です。
詳しくは、薬剤師にお問い合わせください。



◆ お酒と薬は絶対に飲み合わせてはいけません!

お酒と薬を一緒に飲むのは非常に危険です。

ふつう薬は肝臓で解毒されますが、アルコールと一緒に飲んでしまうと肝臓はアルコールの方を解毒してしまい、そこで解毒作用を受けない薬は普通よりずっと高い濃度で体に分布されてしまいます。

また、アルコールを分解する酵素が肝臓にはありますが、この酵素は薬の成分を有害な物質に変化させてしまう場合もあります。

命にかかわる重篤な事態を引き起こすこともありますので、絶対に薬とお酒を一緒に飲んではいけません。


では、お酒を飲む前と飲んだ後では、薬を飲むのにどれくらいの間隔をおいたらよいのかというと、これは一概にはなんとも言えません。

お酒も薬も肝臓で分解されるまでに大体2時間程度という目安があるので、それくらい経てば…ということは聞くことがあります。しかし、薬の種類や飲んだお酒の量、また個人のお酒への強さによってケースはまったく違ってきます。

薬を飲んでいる人で、お酒の席に出席する人は医師や薬剤師に必ず相談するようにしてください。





それから、診察を受ける時や薬を処方してもらう時に、「お酒はどれくらい飲みますか?」といった質問をされることがあると思います。

これは患者さんがアルコールを分解する酵素を沢山もっているか、ということを調べるためのもので、薬の服用にとって重要な情報になります。

アルコール分解酵素は、アルコールだけでなく薬の代謝・分解にも働きます。したがってアルコール分解酵素をたくさん持つ人の場合、薬が通常想定されている以上に分解されてしまい効きにくくなってしまうということもあります。

そういったことをふまえながら診察や薬の処方は行われるので、自分のためにも、医師や薬剤師から飲酒アルコール量を訊かれた際は、包み隠さず正確にこたえるようしましょう。


≪日本製薬工業協会のホームページより抜粋 ≫