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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その37     (平成22年7月号)
Q 目薬の正しい使い方を教えてください。

 手を洗い、指で下まぶたを軽く引いて、容器の先が目やまつ毛に触れないよう一滴点眼します。点眼後は数分間静かに目を閉じて下さい。また軽く目頭を押さえると、目薬が全身に流れるのを防ぐのに効果的です。



   ◆  目ぐすりの使い方  ◆

1、 まず最初に手をきれいに洗います。

2、 顔を上に向け、指で下まぶたを軽く引き、容器の先が目やまつ毛に触れないように気をつけ、下まぶたの中に一滴点眼して下さい。目の真ん中に点眼する必要はありません。

どうしてもうまく点眼できない時は、点眼補助器具(下写真参照)を使うと便利です。

3、 点眼した後は、瞬きをしないように数分間静かに目を閉じて下さい。
瞬きをすると、鼻涙管から全身にお薬がまわり、副作用の原因となります。

点眼した後に軽く目頭を押さえると、お薬が全身に流れるのを防ぐのに効果的です。
特に緑内障の治療で眼圧を下げるお薬を点眼されている方は、必ず行って下さい。

4、 目から流れ出た点眼液は、清潔なティッシュなどで拭いて下さい。

5、 2種類以上の点眼液を使う場合は、原則5分以上間隔を開けて下さい。

6、 容器のキャップをしっかり閉めて、直射日光や高温を避けて保管して下さい。

 

※目薬を安全・確実に点眼するための補助具には、カップ型・サングラス型・鼻固定型等があります。






   ◆  幼児への点眼方法  ◆

お子さんに目薬をさす場合は、お子さんの点眼に対する恐怖心を取り除いてあげ、点眼者のやりやすい方法でさせば良いでしょう。

≪点眼方法1≫
最初に石鹸で手をきれいに洗います。
寝かせた子供のお腹にまたがり、太股で頭部を固定して点眼します。



≪点眼方法2≫
最初に石鹸で手をきれいに洗います。
寝かせた子供の頭側に座り、両足で頭を押さえて点眼します。



子供を恐がらせないように注意して下さい。
また子供が動いて容器の先で目を傷つけないよう注意して下さい。
                「参天製薬ホームページから」


*目をつぶる場合は、目のまわりを拭いてから目頭付近に点眼します。
  まばたきさせると目薬が目の中へ入っていきます。または、寝ている間に点眼します。
*泣いている時は涙で目薬が流されるので点眼は避けてください。
 


   ◆ 使用上の注意  ◆

■ 一滴以上点眼してもあふれて無駄になるだけでなく、鼻腔から消化管へ入り、全身性の副作用を起こす原因となることもありますので、点眼は一滴だけで十分です。

■ 眼から流れ出た点眼液は、炎症などの原因となりますので清潔なティッシュなどで拭き取ってください。

■ 点眼液の性質上、眼にしみるものもありますが、点眼後しばらくしても痛みが続く場合は、使用を中止し処方した眼科医に相談してください。

■ 添付文書をよく読みましょう。
例えば、懸濁型の目薬はその都度振ってから使う必要がありますし、医療用の溶解型の目薬はまず成分を溶かす必要があります。
点眼容器の横の部分を押してさす目薬が多いのですが、一部には底の部分を押さないとうまく出ない容器もあります。



   ◆ コンタクトレンズを使用している方の場合  ◆

コンタクトレンズを使用している方で目薬を処方された場合は、コンタクトレンズを外してからさすのか、それともコンタクトレンズをつけたま目薬をさしていいのか、薬剤師・眼科医に相談して下さい。

眼科医の指示がない場合、基本的にはハードレンズ、ソフトレンズいずれのレンズにおいても外してから目薬をさし、10分以上経ってからコンタクトレンズを再びつけるようにしてください。

つけたまま目薬をさすと、お薬の成分がレンズに付着して劣化の原因となる可能性があるばかりか、お薬の成分がレンズ内に長く停滞することにより通常より副作用が強くでる可能性があるからです。




   ◆ 保存方法  ◆

■ 目薬をさした後はしっかりキャップをして、必ず添付の袋に入れ「直射日光」を避けて保管して下さい。
添付の袋によってはほぼ透明なものがありますが、これは薬の成分が分解しやすい波長の光が通過しにくいようになっているものです。

■ 温度に注意して保管しましょう。高温な場所で保管すると薬の成分が分解しやすくなると共に、細菌が繁殖しやすくなります。出来るだけ涼しいところに保管して下さい。

又、冷蔵庫で保管する必要のある目薬がありますので注意が必要ですし、花粉症に用いるリザベン点眼液などのように冷所保存をしてはいけない目薬もあります。

■ 開封前の医療用目薬は、適切に保管されていれば、容器に記載された使用期限まで使うことができます。
しかし開封後は点眼剤に含まれる防腐剤が極めて低濃度のため、開封した点眼薬の使用期限は一ヶ月が目安となります。残っていても使用しないで下さい。

また、防腐剤の入っていない点眼薬もありますので説明された使用期限を守ってお使い下さい。