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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その40     (平成22年10月号)
Q 薬局で薬を買うのにあれこれ質問される理由は?

 たとえお薬の名前を指定してお買い上げいただく方であっても、購入される前に、みなさんの体質を知ってより効果があって副作用が少ないお薬を勧めるために、いろいろとご質問をさせていただくことがあります。ぜひご協力をお願いします。


◆  一般用医薬品の販売方法  ◆

薬には、医師が処方する医療用医薬品と、薬局・ドラッグストアなどで自己選択して購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)がありますが、2009年6月から一般用医薬品(OTC医薬品)の販売方法が変わりました。

一般用医薬品は、リスクの程度に応じて・第1類医薬品・第2類医薬品・第3類医薬品に分類されます。

 ○第1類医薬品:薬剤師が、説明文書を使って情報提供することが義務づけられています。

 ○第2類医薬品:薬剤師または登録販売者が、情報提供します。

 ○第3類医薬品:情報を求められれば、積極的に情報提供します。

現在のところすべての商品ではありませんが、ほとんどの商品のパッケージに分類が記入されています。購入の際にはご確認ください。

☆☆ 一般用医薬品の分類
分類および表示 定義 陳列方法・購入方法 情報提供・相談 対応者
第1類医薬品

リスクのある医薬品のうち、
「厚生労働大臣が使用に関し
特に注意が必要と指定するもの」や「新しい成分を含むもの」
購入者の手の届かない場所
薬剤師に説明を受けてから購入できます
書面を用いて行います

相談に応じます
薬剤師
第2類医薬品  

リスクのある医薬品のうち、
「厚生労働省大臣が指定するもの
(第1類医薬品を除く。)」
できる限り購入者の手の届かない場所が望ましい 情報提供に努めます

相談に応じます
薬剤師
または
登録販売者
第3類医薬品

リスクの比較的低いもの 法律上の規定はありません 相談に応じます


   ◆  第1類医薬品を購入する時は?  ◆

第1類医薬品は、薬剤師のいる薬局でしか購入できません。

リスクが特に高いと考えられているため、薬剤師がきちんと説明文書を使って情報提供することが義務付けられています。
購入の際には、必ず薬剤師の説明を受けてください。

(第1類医薬品 例)
  H2ブロッカー含有医薬品(胃薬)
  一部の毛髪用薬
  スイッチOTCと呼ばれるもの等



   ◆ 第2類・第3類医薬品を購入する時は?  ◆

第2類・第3類医薬品は、薬剤師または登録販売者のいる店舗で購入できます。

第1類医薬品に比べてリスクは低くなりますが、副作用・相互作用などの説明を受けて購入してください。

 ○第2類医薬品:
副作用、相互作用などの項目で安全性上、注意を要するもの。
またこの中で、特に注意を要するものを指定第2類医薬品とする。
(例)主な風邪薬 解熱鎮痛剤 胃腸鎮痛鎮けい薬 等

○第3類医薬品:
副作用、相互作用などの項目で安全性上、多少注意を要するもの。
(例)ビタミンB・C含有保健薬 整腸薬 消化薬



   ◆ セルフメディケーションとは?  ◆

WHOでは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調(minor ailments)は自分で手当てすること」と定義しています。
病院に行くほどではない体調のくずれや、かぜ、頭痛、食べすぎ、下痢などの症状が現れたときなどに、一般用医薬品などを使用して、体調を整えることなどもセルフメディケーションです。

自分の体質や状態、症状にあった薬を適切に使用するために、薬を購入する際には、薬のプロフェッショナルである薬剤師にアドバイスをもらうようにしましょう。

いつも薬を購入する薬局のかかりつけの薬剤師を決めておけば、購入する薬が自分の体質や症状にあっているかのアドバイスをもらえるだけでなく、処方薬との重複利用による悪影響や、飲み合わせによる副作用などを防ぐことができます。