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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その53     (平成23年11月号)
Q 眠れないのですが、何かお薬はありますか??

  市販にも睡眠を助ける薬はいくつかあります。ただし、一時的な使用にとどめて、必ずお医者さまの診察を受けることをお勧めします。




◆ 不眠症とは?  ◆

不眠症で悩んでいる方は意外に多いようです。

その多くが睡眠障害と呼ばれる状態で、なかなか寝付けない、眠くならない、
眠りが浅くすぐに目が覚めてしまうなどなど、様々な症状があります。
 

◆ 原因は?  ◆


原因としては、不規則な生活やゲームやネットなどへ依存、不安や心配なことがある、昼寝時間が長いなどこちらも多種多様です。
また夜間に頻繁にトイレに起きて眠れない方も多いようです。




◆ 市販薬は?  ◆


市販のものについてはテレビCMでおなじみのドリエルなどといった、抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)の副作用を利用したものがあります。
その他にも生薬を主成分にしたものもあります。
また、ブロムワレリル尿素という成分を利用した薬も市販されてはいます。

ただし効果に関しては個人差がありますので一時的な利用にとどめてください。
 


◆ 医療機関への受診  ◆


先ほども触れましたが「不眠症」というのは様々な要因で引き起こされます。
またその多くが「睡眠障害」という病気と思われますので、一度医療機関を受診されることをお勧めします。

今現在主流となっているのは「睡眠導入剤」と呼ばれる眠りやすくする薬です。
また気分を落ち着かせる「安定剤」を用いることもあります。

ただお薬の種類も数多くありますので医師の診察をうけて、適切な薬剤を選択してもらうべきと思います。

「睡眠障害」は、単なる「不眠症」というよりは、精神障害症状の一つであるととらえてもよいかと思います。
「統合失調症」にも不眠が伴います。
内科、神経内科、精神科などにこだわらず、受診しやすい医療機関でまず相談してみて下さい。

「不眠症」を自己判断で何とかしようとすると長引いたり、かえって悪化させてしまうこともあります。
さらにサプリメントでも精神安定作用のある製品もあるようですが、副作用が報告されているものもありますので注意が必要です。

必ず併用薬を確認して薬剤師に相談して下さい。
 


◆  最後に  ◆


眠れないという症状は本人にとってはかなり辛く、QOL(生活の質)を著しく低下させることがあります。

おひとりで悩まずに、まずはご近所の薬局の薬剤師にご相談いただき、症状が悪いようでしたら、一刻も早く、医療機関を受診することをお勧めします。