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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その55     (平成24年1月号)
Q ダイエット効果のあるお薬はありますか?

  ありますが、医師の処方箋が必要な医薬品となります。
食欲を抑制する作用がありますので、通常、食事療法や運動療法を補助するために用いられます。副作用が出る場合もありますので、必ず医師・薬剤師に相談してください。




1:ダイエット効果のある医薬品は?   

今現在、食欲抑制作用のある医薬品は「マジンドール」のみが国内で認められています。
 

2:どこで手に入れることができますか?  

医師の処方せんにより入手することができます。  

3:どのような人に処方してもらえますか?  


処方に際しては様々な条件があります。
まず、肥満症治療の基本である食事療法及び運動療法をあらかじめ適用し、その効果が不十分な高度肥満症患者にのみ適用を考慮されます。

また肥満度(注1)が+70%以上又はBMI(注2)が35以上の高度肥満症であることを確認した上で適用が考慮されます。
ただし適用に際しても、薬物依存を生じたり数週間で薬物耐性が現れることがあるので十分な注意が必要であり、用法・容量を守ることはもちろん3か月を超えての投与をしないなど制限があります。

すなわち「マジンドール」は糖尿病や心臓病などの疾患があり、日常生活に著しく支障をきたしている高度肥満症の方に医師の判断のもと適用が考慮される医薬品であり、誰もが手軽に処方される医薬品ではないということです。

注1:肥満度(%)=(実体重−標準体重)/標準体重×100
注2:BMI(Body Mass Index)=体重(kg)/身長(m)×身長(m)

 


4:その他の医薬品は?   


「防己黄耆湯」「防風通聖散」「大柴故湯」などの漢方薬もありますが、ダイエット医薬品ではないということを理解して下さい。

また、国内で承認されていない「ゼニカル」(リパーゼ阻害薬)などがネット上で販売されていますが、未承認漢方薬やサプリメントと同様に危険が伴いますのでお勧めすることはできません。
 


5:終わりに   


減量に関しては食事療法と運動療法基本です。
カロリー摂取を抑え、適度な運動を続けることで徐々に体重を減らすことができます。
短期間での減量もリバウンドや体調不良などの弊害起こすことがありますので、気長に続けてください。