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今月のくすり問答


薬の飲み方Q&A その118     (平成29年4月号)
Q 花粉症で目がかゆいのですが、市販用の目薬を選ぶポイントを教えて下さい。

  
市販用の目薬には種類が多くあります。
花粉症の症状や目の状態などにより、配合成分や使用感をポイントに選択できます。詳しくは薬局の薬剤師に相談して下さい。



 ◆  花粉症などのアレルギーの原因物質  ◆ 

アレルギーの原因となる物質のことをアレルゲンといいます。

花粉症は、スギなどの植物の花粉がアレルゲンとなって、不快な症状を引き起こします。アレルゲンとなる物質は、人によってさまざま。

春先のスギ花粉症だけでなく、アレルギーの原因となる花粉はヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなど他にも多数あり、季節も春だけとは限りません。

また、花粉以外のアレルゲンとして、通年性アレルギー性結膜炎の原因のひとつとされるハウスダストもあります。



 ◆  花粉症が発症するしくみ  ◆ 

花粉症はある日突然発症すると言われています。

体内では、花粉という異物を排除しようとする物質(IgE抗体)が徐々に増えていき、この物質(IgE抗体)の量がある一定量を超えると、花粉に対する免疫がはたらくようになって、花粉症の症状となって現れると言われています。

※参考  アレルギーが発症するまでロート製薬HP参照


 ◆  アレルギーの症状を抑える薬の種類  ◆ 

【抗ヒスタミン薬】
・・・・市販の薬に多く含まれています。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなどがひどいとき、花粉の飛散の多い日などに即効的な効果が期待できます。
また、すでに出てしまった症状に対しても効果があり、抗アレルギー薬に比べて明らかな症状の改善を体感出来ます。
ただ内服薬などでは眠気が出やすいので注意も必要です。また効果は長く続きません。

【抗アレルギー薬】
・・・・それほど強力な薬ではありませんが、副作用が少ないと言われています。
シーズン中は飲み続けたり、使用を続けることができますので予防することもできます。
症状の軽い方であれば抗アレルギー薬のみでも症状が軽くなることが十分期待できます。

【抗炎症薬】
・・・・炎症を抑える効果がありますので、症状を繰り返し起こしにくい状態を保ってくれます。

注意!!
・・・・アレルギーを治療する薬には、緑内障や前立腺肥大症等の疾患をお持ちの方、妊婦・授乳中の方、小児には使用できないものもあります。





 ◆  市販の点眼薬の選び方  ◆ 


市販の目薬の中には、病院で処方される目薬と同じ成分を含むものがあります。
医療用と同じ成分なので、高い効果が期待できます。
病院で花粉症の目薬を処方されたことがある方は、同じ成分を使った市販の目薬を選択することも有効です。

≪@ 成分≫ 
市販の点眼薬は抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬・抗炎症薬の成分が混合されているものが多いので、症状や目的にあった成分が入っているものを選びます。

≪A 使い心地≫ 
清涼感や爽快感があるものとないマイルドなものがあります。

≪B 値段≫ 
成分によって様々です。抗アレルギー薬の入っているものは比較的高めです。

現在は市販薬も数多く販売されていますので、選択肢が多いので症状や使い心地により選択することが可能です。
シリーズで発売になっている目薬も多く、効果の違いや使い心地の違いで同じシリーズから選択することも可能となっています。
ただ選択肢が多い分、悩んでしまうかもしれません。そんな時は薬局で薬剤師にご相談ください。

【例】
 抗アレルギー薬抗ヒスタミン薬 抗炎症薬  清涼感  
ロートアルガートクリアブロックZ
ロートアルガードクリアマイルドZ×
サンテアルフリー新目薬×
サンテAL××
アイリスAGガード×
ノアールPガード点眼液×××
※これは一部の目薬です、詳しくは薬局で薬剤師にご相談下さい。