
その175(2022年1月号)
- 温感タイプの湿布は、お風呂に入るどのくらい前に剥がせばいいですか?
-
お肌が敏感になっていますので、入浴の30分以上前に剥がすようにして下さい。また、入浴後すぐに使用しないようにして下さい。
詳しくは、薬剤師にお気軽にご相談下さい。
温湿布の種類
温湿布には、以下のような医療用医薬品があります。医療用貼付剤名 | 成分 | 温感刺激剤 |
---|---|---|
MS温シップ「タイホウ」 | サリチル酸メチル | トウガラシエキス |
フルルバンパップ | フルルビプロフェン | ノニル酸ワニリルアミド |
ラクティオンパップ | インドメタシン | トウガラシエキス |
ロキソプロフェンナトリウムテープ「タイホウ」 | ロキソプロフェンナトリウム | ノニル酸ワニリルアミド |
これら、医療用貼付剤には温感刺激剤である「トウガラシエキス」、「ノニル酸ワニリルアミド(合成トウガラシ)」が使用されています。
「トウガラシエキス」、「ノニル酸ワニリルアミド」には、局所の血管を拡張させ、血行を改善することで心地よい温感作用をあらわします。また、特有の熱感やヒリヒリとした刺激を感じるので、お肌が大変敏感になります。

使用時の注意点
はがす時の注意点
- 入浴30分以上前にはがす
- 周りの皮膚を手で押さえて皮膚に沿ってゆっくりはがす
- 体毛の流れに沿ってはがす
- はがした後は、時間をあけてしっかり皮膚を休ませる
- かゆみ、かぶれなどの症状があらわれた時は、すぐに使用を中止する
貼る時の注意点
- 入浴後すぐに貼るようなことは避ける
- キズ口やしっしんなどがある患部には貼らない
- 温湿布に触れた手で、目や鼻腔や口唇などの粘膜に触らない
- 温湿布使用後は、手をしっかり洗う
分からない事がありましたら、いつでもお気軽に薬剤師にご相談ください。
